ゼロから学ぶ「顔のたるみ」解消法
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イントラセル

極細針を皮膚下に挿入し、ダイレクトな電熱刺激を与える「イントラセル」。リフトアップやシワ軽減の効果が見込めるこの美容医療機器は、表皮から照射する治療に比べて、効率的なエネルギー伝達を期待することができます。ニキビ跡や毛穴に対しては高い効果が見込める一方で「たるみ改善が主目的ではない点」には注意が必要です。

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イントラセル

極細針を皮膚下に挿入し、ダイレクトな電熱刺激を与える「イントラセル」。リフトアップやシワ軽減の効果が見込めるこの美容医療機器は、表皮から照射する治療に比べて、効率的なエネルギー伝達を期待することができます。ニキビ跡や毛穴に対しては高い効果が見込める一方で「たるみ改善が主目的ではない点」には注意が必要です。

治療法について

治療法について

「イントラセル」(INTRAcel)は、マイクロニードルと呼ばれる極細の絶縁針を皮膚に挿入して、RF(高周波電流)の熱を加える美容医療機器です。高周波を皮膚の上から照射する「サーマークール」などとは異なり、刺した針から直接RFの熱を加えることができます。これによって「真皮への効率的なエネルギー伝達」「直接照射しないので表皮へのダメージが最小限」という2つのメリットを獲得しているのです。

なお、1回の施術では約50本前後の針を使用します。施術の痛みは鍼灸程度(チクっと感じる程度)です。もちろん、不安な方は麻酔クリームを利用する事もできます。施術時間は、部位や範囲にもよりますが、1.5時間前後と考えておきましょう。なお、イントラセルの効果を高める目的で「成長因子グロスファクター」(GF)や「トランサミン」(シミに効果がある内服薬)、「トレチノイン」(角質の代謝をサポートする外用薬)などが併用されるケースもあります。

治療法のメリット

美肌&たるみ改善効果が期待できる

イントラセルはRF(高周波電流)の熱を発生させることで、皮膚に効果を及ぼします。皮膚に熱が加えられることで「熱変成」(スキンタイトニング)が働き、ひどいニキビ跡(クレーター)の改善ほか、毛穴の引き締めが期待できるのです。また、針の先端部分から流れるRFは、皮膚から0.3mm程度の肌内部(真皮)にダメージを与えます。この時、ダメージを修復しようとする働き(創傷治癒能力)が発揮されることで、コラーゲンやエラスチンの産出が活発化。これが肌ハリをもたらし、たるみのリフトアップやシワ軽減にもつながると考えられています。

ダウンタイムが短い

イントラセルは、施術後に多少の赤みが出ます。早ければ2、3日程度、長くても1週間程度でひくケースが多いようです。イントラセルでは表皮への影響が少ないため、レーザーなどの照射系施術よりも、多少ダウンタイムが短めで済むと考えられます。ただし、施術箇所の見極めや、機器の設定、針を刺す深さなどで仕上がりや満足度は大きく変わってきます。施術に際しては「経験豊富」「症例数が多い」など、信頼できる医師をきちんと選ぶ必要があると言えるでしょう。

治療法のデメリット

1回の施術料金が高額な傾向

イントラセルは1回の施術で期待できる効果が大きいため、施術料金が比較的高額なようです。例えば、ニキビ痕や毛穴の悩みで利用される「フラクショナルレーザー」などと比べても、やはり高額な傾向にあります。フラクショナルレーザーほど頻繁に通院・施術しなくても効果が見込めるため、トータルな費用はほとんど変わらないかもしれませんが「施術ごとの負担額が大きい点」はデメリットの1つと言えるかと思います。

たるみ改善がメインの効果ではない

イントラセル施術はRF(高周波電流)の効果によって、コラーゲンやエラスチンの産出を活発化します。したがって、たるみやシワの一時的な改善は確かに見込めるでしょう。ただし、イントラセルがメインとする効果は「ニキビ跡」「毛穴」に対してであり、たるみやシワへの効果はあくまでも副次的なものと考えられます。したがって、たるみ改善をメインに考えるならば「他にもっと適した施術は無いか検討すべき」と言えるでしょう。

ドクターズコメント

ドクターズコメント

わたくしも極細針を使用する高周波治療機器の使用経験があるのですが、疼痛対策が弱いことが欠点です。通常ホームページなどでは大したことがないように書かれています。しかし、骨に近いところは大変痛く、塗る麻酔などではあまり効果がないので本当はかなり痛いようです。お顔のブロック麻酔も手技自体が痛い上に効果が部分的で、通常よく行われている眼窩下神経ブロックでは一番骨が近い肝心の下顎部には効きません。

また、ブロック麻酔ではしばらく変な痛みや違和感が残ることもあります。絶縁針を使用すると皮膚への影響や損傷を最小限に抑えられると言いますが、針をたくさん刺すような治療ですので、他の照射系治療と同じような気楽さで受けることができるものではありません。他の照射系治療とは違って出血しない・感染のリスクがほとんどないと言った利点がないことも大きなデメリットです。剣山のようなたくさんの針で刺して高周波刺激を直接真皮に与えるので、おそらくダーマローラーのように創傷治癒過程を利用した作用が強く、ニキビ跡や毛穴の改善・傷あと治療などについては間違いなく効くと思います。

しかし、たるみ治療として考えてしまうと物足りないと言う話しか聞かないので盲信しない方が良いと思います。そもそも、たるみ(顔のたるみ)に関して本当に効果がある治療はほとんどなく、たるみ治療は美容医療の中でも難関中の難関とも考えられています。照射系治療器でのたるみ治療は不可能ではないだろうかと言うのが、照射系治療を専門で行っている医師のほとんどが思っていることです。顔のたるみ治療が強敵すぎて、最近では、皮膚のたるみのようなわざとあいまいな言葉を使うことが一般化してしまったようです。
複数回の施術をすすめている場合には、相乗効果を狙うというよりは、施術自体による反応や腫れによって効果があるように見える期間を増やして、あたかも長期効果があるかのように感じてもらうことが狙いかもしれません。

また、イントラセルに薬剤を併用する方法は外食産業でトッピングと言われているものに等しく、お得感を出したり、客単価を上げるものであって、付け足し的に考えられることをおすすめします。

麻酔から施術までを含めると、照射系治療の中では最も長い時間がかかるものの1つですし、針を刺す治療ですので患者さんにとっても敷居が高いようです。このような事情からドクター施術の割合が比較的高い印象があり、当然、高額施術とならざるをえないでしょう。また、一般的に患者さんは、これくらいの値段だからこれくらいの効果があるだろうとか、こんなに痛いので当然すごく効果があるだろうと言った思考回路を持っています。何でも期待値が大きすぎると、仕上がりに不満な方が増える傾向にあるのではないでしょうか。

顔のたるみ治療スペシャリストインタビュー企画たるみ対策の真実と最新たるみ治療

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